昨夜、テレビで面白い番組をやっていました。
番組の名前は覚えてないのですが、脳脊髄液が頭にたまることにより脳が萎縮し認知症などを引き起こしているという内容でした。
私自身、この内容を既に勉強させて頂いておりましたので、すでに首の状態が悪い方に対しては意識しながらスムーズに脊髄液が流れるように調整をし施術させて頂いておりました。
この番組での実験では、認知症の方にイスに座って頂き、歩いてもらうということでした。
しかし、立つどころか歩くことが出来ない状態で足がでない・・・。
その方の、脳圧を下げるために背骨(脊髄)から脳脊髄液を注射器で抜き取って、再度歩かせると普通の方のようにスッと立てるだけでなく歩くことができました。
この結果から姿勢が悪いことにより、脳脊髄液の流れが滞るだけでなくそれに伴う身体が受ける影響が証明されたことになるようです。
脳脊髄液とは。
脳は頭蓋骨の中で硬膜、クモ膜、軟膜の三つの膜に包まれております。
この三重の膜は脳だけでなく背骨の中にある脊髄もおおっており、クモ膜の内側で脳脊髄液が循環しています。脳そして脊髄(背骨まで)流れているのです。
しかし、姿勢の悪さからあごを突き出した歩き方や腕枕などを頻繁にやることにより、脳から背骨へと流れるはずの脳脊髄液が頚椎と頭蓋骨のずれ、脳脊髄液の排水が低下し、排水の悪くなった脳脊髄液は頭に溜まりだします。
そうなることで頭の中の水圧を高めてしまう結果となり、それがやわらかい脳を圧迫、結果脳の委縮とつながりさまざまな症状がでるようになります。
特に、脳脊髄液の排水の低下が起こると眼の動きも悪くなり目の奥の痛みなどの症状などもでるようになるのです。
なぜなら、視神経も脳硬膜におおわれている為、脳脊髄液の水圧が眼球を押してしまい眼が動きにくくなるのです。
たかが姿勢ですが、姿勢の悪さから結果苦しむことになるのであれば、日ごろからストレスを与えないように気をつける事が大切だという事ではないでしょうか?
たまたま学ぶことで意識し施術をさせて頂いておりましたが、テレビ番組での実験結果をみてこれほど、身体を整える事が大切なのだと改めて思い患者さまの施術の際にもっと意識をし調整していかなくてはと思いました。
しかしながら、調整をしてもご本人が姿勢に気をつけなければ、再び脳脊髄液の流れが悪くなるということです。