心が人生を制する
幸せと成功を手に入れるには、まず「心のはたらき」を学ぶことが大切だと空海は説いています。
呼吸には「吐く」「吸う」「止める」の三種類があります。
呼吸は意識してコントロールすることは可能であり、意識しなくても自然に呼吸は続けています。
呼吸は、意識と無意識にまたがる行為であり、呼吸をコントロールすることで心の状態を変えることができます。
なぜかというと自立神経に働きかけるからです。
自律神経には交換神経と副交感神経の2種類があって、そのどちらが優位になるかで心の状態が変わってきます。
息を吸う時、交感神経が優位になり、交感神経は身体を活発に動かすときの神経なので身は引き締まり心は緊張します。
息をはくときには、もう一方の副交感神経が優位になり、心も体もリラックスして安定し血行もよくなります。
なので、吐く息には不安や緊張をやわらげ、また疲労を回復する効果があります。
そして息をと止める事で集中力、注意力がまします。
吸う息が優位で肩が上がり背中が曲がり常に緊張させている人は、心も不安定で余裕がありません。
吐く息がしっかりしている人は、心が安定していて動作も余裕があります。
ある本にゆったりと呼吸をしている人は、約束を守り、安定した成果を上げる事ができる人で息を吸っている人は意志も弱く、性格も安定していない事が多いとありました。
呼吸については、心と身体は繋がっているので、身体を整える事によって心も自然と整っていきます。
背中が曲がっていては深呼吸ができません。
肩で息しているようなら要注意ですね!