◎食べ物でつくられた身体は食べ物で治します
病気は誤った食生活によって引き起こされるのですから治す事ができます。
それを治すには、食事を正す事です。 基本となるのは「適塩・玄米食」、つまり肉・牛乳・卵を食べない、さらに化学塩ではない自然塩を適切にとりながら、白米・白砂糖・化学塩などの精白食品をやめる事。
白米・白砂糖・化学塩をまとめて「三白食品」と呼びます。
これらは精製されることによって必須ミネラルが削ぎ落とされていて、ほぼ純度100%に接近したほとんど化学物質に近い存在となり、正常な代謝作用を阻害することで血液を汚し、細胞機能を損ねるのです。
◎白米より玄米・胚芽米
精白していない穀物は、それ自体でバランスが取れています。
玄米は、栄養バランスの取れている食品の代表。
胚芽はビタミン、ミネラル、酵素を含む栄養分の宝庫なのです。
老廃物を排出して、汚れた血液の性状を正常に戻す機能があるだけでなく、健胃・整腸・強肝作用がある。
食品に含まれる脂肪分は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分かれます。 胚芽の脂肪は不飽和脂肪酸を含むため、血液の汚れを取り、動脈硬化を予防し血管を若返られます。
肉食の弊害を取り除くことができるんです。
三白食品を摂ると胃腸の働きが弱まってしまいますが、胚芽は胃腸の機能を回復させる働きがありますので、便秘が解消したり、毛髪が黒くツヤを取り戻したり、弱った視力が回復したり、疲労を感じなくなったりするのです。
日本人は玄米を食べていました。
白米になったのは江戸時代からです。
江戸では玄米を食べなくなったためにビタミンB1が不足し「江戸患い」と言われる脚気が流行るようになりました。
痴呆節も江戸勤務中には脚気になりがちでしたが、国許に帰ると治るのです。玄米の力です。 現代人も玄米食に戻るべきです。
玄米には有機水銀や老廃物を排出する機能があるからです。
実際に生理レベルでチェックすると、体内に残留する農薬は玄米食を続けている人の方が白米食よりも少なくなっていました。
玄米は成分蘇生が人間の体にとって最良のもので、もちろん現代人にも変わらぬ効用があります。
よく噛んで食べると唾液がよく出て、消化、減菌などの効果を高めるとともに、歯や顎を鍛えてくれる事にもなります。
最近よく聞く「胚芽米」は、玄米から表皮ぬか層のみ取り除いて胚芽を残したもの。
胚芽は、米でも一番有用成分の結集部分で、それを除去して食べるのは悪い習慣です。
ただし、一分づき胚芽で、はいがが全体の2分の1になる事を知っておいてください。
◎気候、風土、体質に適した食養生
動物性たんぱく質食品や三白食品をやめ、玄米・雑穀と野菜や海草そして小魚・貝類をメインとした穀菜食に切り替えるのが自然医食療法。
自然食品などを腹8分目ほど食べます。
●玄米など未精白の穀物、自然栽培の野菜、野草
●豆乳など大豆加工食品、海藻類、小魚貝類
●味噌、醤油、自然塩、黒砂糖、熟成蜂蜜、オメガ3系植物油などの自然調味料 ●漬物、納豆、乳酸菌飲料、酒など発酵食品
●その他、間食するなら、木の実、せんべい(玄米、雑穀)、季節の果物
※これらを積極的に摂って代謝を高めることで、血液の汚れをなくし、健全な細胞をつくっていくのです。
「森下三大健康食品」で代表的なものは「胚芽」「葉緑素」「酵素」
①胚芽は有用成分の宝庫
胚芽は有用不可欠なオールマイティーの健康食品。
体質の正常化・基礎体力アップ・優れた強肝作用・解毒作用
②葉緑素は細胞を活性化する
葉緑素はクロロフィルとも呼ばれる植物体の緑葉色素。 血液が汚れ、体細胞の質が劣化している場合は、早急に玄米菜食への切り替えが必要です。
玄米菜食が馴染めない人は、葉緑素を多めに摂るとよいです。 葉緑素は血液を急速にキレイにし、体細胞の活性化を図る作用がひときわすぐれているからです。
貧血患者に葉緑素を経口投与すると貧血が急速に回復します。
その他、新陳代謝を促進・アレルギー反応を鎮静化・病原菌の活動を弱める・傷の治りも早める・胃潰瘍などの消化器系疾患・皮脂腺異常などの体臭除去にも効果あり。
③酵素は肉食が原因の疾患を改善
酵素は老廃物を分解・処理し、血液を急速にキレイにします。
酵素活性が高まると、肝臓や腎臓の機能が回復します。
また血管に弾力を持たせて強めるので心臓病や脳卒中に効果あり。
循環障害、炎症、ガンなども癒していきます 酵素は身体の細胞の活性を高める為に必須の健康強化食品 味噌・醤油・漬物・納豆・酒など・・・ 肉食を原因とするような疾患は、発酵食品をしっかり摂取すれば、酵素によって肉食毒素が分解されるために異常な症状を解消していくことができるのです。
◎穀菜食は肉食に優る
古い話(第一次対戦の時)ですが、デンマークで食料政策をつかさどった大臣的存在は、ヒントヘーデという栄養学者でした。
「動物の肉を一キロ得る為に穀物や野菜などの飼料を10キロ食べさせなければならい・これはあんまりにも非効率だ」として家畜を殺してしまいました。
その分の飼料、つまり応物のエサになるはずだった穀物や野菜を人間が食べるようにしたのです。
そうしたところ、デンマークの人の死亡率が劇的に下がり健康になりました。
一方ドイツのルブナーという栄養学者は、肉を食べて肉をつくりだすという考えでした。
穀物や野菜を食べていたんじゃ戦争に勝てないとばかりに、従来以上に大量に動物を飼育し人間にはその肉を食べさせたのです。
その結果、肉を食べさせられた兵隊は肉体的に重労働に耐えられないようになって繊維を喪失してしまいました。(これは歴史的事実)
●結論的に言えば、肉は食べなくても良い
●健全な腸壁の細胞は炭水化物から個体性の体タンパクを合成してくれる
●腸壁のこの力を強化すれば元気な体細胞ができる
●肉食をやめるとたんぱく質が不足するというのは大間違い
●肉はタンパク源にならない。
肉食を熱狂的に支持する数名の医学者も結果として彼らは若死にしています。
肉が肉をつくるというのは、私に言わせれば単なる妄想に過ぎません。(その理論的解明も既にされている )
●牛乳は肉と同様に動物性たんぱく質食品。
血液を汚すだけでなく、たんぱく質のカゼインが血液中に異種たんぱく質として入りこんでアレルギー体質の原因となる。 異種たんぱく質は、人体のタンパク質とは異質のタンパク質のため、過度の免疫反応を引き起こすと事がアレルギー性を生むのです。
●卵のタンパク質も、腸の中で処理がうまく行われません。 生卵の場合は卵白が腸壁をとおって、そのまま血液中に入り込んでしまうため、アレルギー体質やガン体質をつくりだしてしまいます。
※肉・牛乳・卵は病気を引き起こす食品の代表各といえます
※森下敬一博士の著書より抜粋し転載
◎国際自然医学会公式ホームページ
◎お茶の水クリニック
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