70代 女性
数年前から手のシビレがあり、頸椎ヘルニアと診断され手術をされました。
しかし、手のシビレは全く変化がなく、現在もビリビリした状態。
解剖学などの本をみると神経が首から鎖骨の中を通って腕の方に伸びています。
この方の手のシビレは首が原因と診断されてしまったのです。
(しかし、ひどい頸椎ヘルニアの場合は実際神経を圧迫による手のシビレがありますので、全てではありません)
でも、結果シビレがとれていないということは、それが原因ではなかったのです。
人の体はホントに不思議で、全く筋肉がつながっていないのですが、遠く離れている筋肉と連動して動いている場所の影響を受けております。
ですから、首を触らずに手のシビレがとれてしまうという事が良くあります。
今回もそうでした。
脊柱管狭窄症ということで、足のシビレがあるとも診断されております。
脊柱管狭窄症とは(脊柱管の中で、脊髄中枢神経が椎骨や靭帯部分に接触してしまい、発症する神経痛のことです。間欠性跛行などの症状がでるのが特徴です。
これについても、腰を施術することなく、その前にシビレがなくなってしまいました。
神経の圧迫が、ほんの少し施術しただけでとれる???
というのは、なぜでしょうか?
脊柱管が狭くなって神経を圧迫しているわけですよね・・・・
その方の状態にもよりますが、痛みを我慢することにより色々な部位が硬くなり、そこと連動している部分がまた硬くなりということで様々な痛みや症状がでているということです。
手技で症状がおさまる可能性があるのであれば、まず手技療法でやってみて、結果やはり改善できそうにない場合は考えるしかないのかもしれません。
今回の方は、首については手術をし5センチほどの傷が首の後ろにありました。
ですから、首についてはさわれません。
しかし、首の痛みも全く違う場所を施術することでなくなりました。