当院には、スポーツ障害で膝の痛みや足首の痛み、腕の痛みなど(症状名はどうでもいいんです)で来院されております。
共通して言えるのは、子供たちは苦しみながら、スポーツをしているという事でしょう。
休みも与えず、監督の”自己重要感”を満たすため、子供たちに無理をさせている。
監督自身は”価値のある人間である”という事をアピールしたいのでしょう。
しかし、子供たちも”勝ちたい!”という思いはあるんです。
でも、身体がついていかない・・・
なぜなら、休養をあたえないから。
大好きなスポーツ、野球、バスケット、バレーボール・・・
それが、徐々に苦痛になっていく。
楽しむことで、続けられるのではないでしょうか?
負けたって良いと思います。
その分、次に勝利した時、喜びが倍になる。
勝ち負けにこだわらず、どれだけ頑張ったかが重要。
適度な運動は必要ですが、それがストレスになるようであればケガの元。
場合によっては、大好きなスポーツができなくなりますね。
子供達自信もプレッシャーや言葉でどれだけ苦しんでいるのか・・・
昨日と今日を比べない。
他者と自分を比べない。
今日、どれだけ頑張ったかが重要。
笑顔でスポーツが出来る環境と、適度な休息を与える事により、自分の力を発揮できるのではないでしょうか?
それと、子供は自分の所有物ではない。
自分の思うように育てようというのはわかりますが、「お母さん、痛いよ~」とか「お母さん休みたいよ~」という言葉に耳を傾けてほしいと思います。
親がちゃんと守ってくれるという安心感で子供達は、親を信頼することができ、心が満たされるんです。