NAGAIプロさんより
命は一日で変わる!
先日屋外の檻の中で震えていた一匹の小さな捨て犬がいました。
何とも言い様のない異臭を放ちながら、毛が伸び放題で絡まって酷い状態。
…
とにかくこのままでは今週末に処分になると言う事で里親探し決行です。
トイプードルの女の子。歯と歯茎を見て、たぶん4歳位であろうと。
肉球が柔らかく、散歩を知らないのか、リードを付けるとクルクル回り、まっすぐ上手に歩きません。
犬は言葉を使えないので、様子を観察しながら、今まで置かれていた環境や状況を理解してあげることが大切です。
彼らの様子や態度を見ていれば過去の映像は浮かんできます。
例えば長い棒状の物を怖がる子は依然棒で叩かれていたトラウマがあることが多いです。
そういった子は案の定、複数の骨折痕が見つかったりもします。
男性に異常に怯える子は男性に虐待を受けていた可能性があります。
この様に彼らは言葉は使えなくても行動で過去の経験を教えてくれます。
棄てられる前、どれほど辛い思いをしてきたのかと思うだけでいつも心が締め付けられます。
とにかくこの寒さでは凍死するかもしれないので、数日間室内に置いてもらうことを約束し、いったん場を引き上げました。
皆さん犬は「寒さに強い」だから「冬でも外にいても全然平氣」だと思っていませんか。
確かに人間よりは寒さに強いかもしれませんが、犬だって夏は暑いし冬は寒いのですよ。
彼らは毛皮を着ていますが、毛皮は私達でいう髪の毛の様なもので、ただそれがより多く密集して生えているので暖を保つ事が出来るだけです。
風が吹けば当然地肌は寒いし、人間のコートのように完全に風や冷氣をシャットダウンしてくれるものではありません。
その証拠に真冬、外にいる犬は震えていますよ。
犬だって凍死することもあります。
そんな状態でも「犬だから平氣だ」と思う神経は如何なものでしょうか。
彼らだって冬は寒くて寒くて仕方ない。
犬は家族です。
外に一人で置くのではなく家の中に入れてあげてください。
このクシャクシャの「トイプードルもどきちゃん」の猶予は4日。
インターネットに里親募集の記事を載せると、すぐにある一人の女性から連絡が入り、すぐにでも引き取ってあげたい!との事でした。
捨て犬の保護活動で一番大切なのは「里親選考」です。
二度と不幸な運命にならない為にも当然慎重にならなければなりません。
そして二日後、大阪から名古屋までの大移動を決行しました。
電話でのみお話しさせて頂いた里親様は実際お会いするととっても素敵な方でした。
そしてこの子は新しい名前を頂きました。
「ロジェ」
良い名前です。
ロジェは2匹の先輩ワンコに優しく迎えられこの日から里親様の新しい家族となりました。
今とても幸せに暮らしています。
でもこの子はもしかしたら今はこの世に居なかったかもしれない運命だったのです。
あのまま誰にも告げられずにいたら確実に殺処分されていた小さな命。
皆のほんの少しの関心とほんの少しの優しさがこの子を救ってくれました。
誰も大きなことはしていません。
小さな思いやりが集まった時に、結果的に「命を救う」という大きな事を成し遂げる事が出来ます。
今回関わって頂いた皆さま本当にありがとうございました。
NAGAIpro
http://nagaipro.com/
※動物を飼うという事はどういうことなんでしょうね。
自分が面倒を見ると言いながら、捨てる。
人として最低ですね。
自分さえよければ、動物をすててもいいのか!
自分のやったことが、再び自分に返ってくるこの世界。
今度はあなたが捨てられますね。
自業自得かもしれません。
動物であろうが何だろうが、一瞬のあなたのエゴで簡単にすてるな!
動物の中でも特に犬は人間に近い。
寂しいから、一瞬だけ欲しいというだけで、動物を飼う人間は許せない!
私はこういう人たちを軽蔑しますし、友達にもなりたくない。
特に、家族ならなおの事。
こんな人間が家族にいたら、最低ですね。
私の考えは、人にされたくない事は他人にはしない。
もしも、自分が飼っていた動物をエゴで簡単にすてるのであれば、たとえ家族でも許さない。
動物も家族。
最後まで飼う気がないのであれば、お前は飼うな。
そして、捨てた人間は、罪を償えでしょうね。
こういう最低の人間とは付き合いたくないですね。